第14回材料試験ユーザーズセミナー
「金属材料工学と材料試験の来た道」
材料試験は社会の安全を支える基盤技術であり、日本材料試験技術協会は1956年(昭和31年)に「強さと硬さ」の研究を目的に発足して以来60年間、種々の材料試験技術の研究・開発とその普及活動に取組み、日本の工業技術の発展に貢献してきました。
材料試験進歩の鍵はものづくりに当たるユーザーニーズにあり、また、優秀なものづくり・製造技術は正しい材料評価技術の裏付けなくしては実現されません。このような考えを材料試験ユーザの皆様と共有することを目的に、当協会では、第14回材料試験ユーザーズセミナーを下記の通り企画致しました。
関係各位におかれましては、奮ってご参加頂きたくご案内申し上げます。
- 1.日時および会場:
- 開催日: 2019年5月8日(水) 10:00~12:00
- 会 場: 株式会社島津製作所東京支社2階イベントホール
- 東京都千代田区神田錦町1-3
- 2.講演題目及び講師
- 「金属材料工学と材料試験の来た道」
- 横浜国立大学大学院 工学研究院 教授
- 博士(工学) 梅澤 修
- 内 容
- 材料試験、特に硬さ試験は1900年のパリ万博において、ベッセマー製鋼法とブリネル硬さ試験が紹介されて以来、鋼の大量生産と軌を一にして発展して来た。今回のユーザーズセミナーは、金属材料とその強度特性研究の第一人者である梅澤修先生に、硬さ試験の背景にある金属材料の発展について、技術的、歴史的観点から解説して頂く。